enひかりとWiMAXどっちが良い?
当記事では、光回線とWiMAXの適切な選び分けをご紹介します。
まずは両者の違いを簡単にまとめました。
enひかり | WiMAX +5G | |
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契約期間 | 縛りなし | 2年・3年・縛りなし |
開通工事 | 必要 | 不要 |
月額料金 | 戸建て:4,620円(税込)〜5,445円(税込) マンション:3,520円(税込)〜5,445円(税込) |
割引非適用:4,000円前後 割引適用:3,500円前後 |
人口カバー率 | – | 全国政令指定都市で99%以上 |
最大通信速度 | 下り1Gbps/上り1Gbps | 下り2.7Gbps/上り183Mbps |
平均通信速度 | 下り360.3Mbps/上り366.15Mbps | 下り129.22Mbps/上り19.9Mbps |
平均Ping値 | 17.83ms | 43.99ms |
通信制限 | なし | 極端に大容量のデータ通信をすると一時的に制限の可能性あり |
公式ページ | enひかり公式ページ | GMOとくとくBB WiMAX |
※WiMAXの速度は、ホームルーターの「Speed Wi-Fi HOME 5G L12」のデータ。
結論から言って、自宅・オフィスで使うならenひかりを選びましょう。
そして、外出の際にも使いたい場合にWiMAXを使用するのがベストです。
簡単な選び分け方としては以下のようになります。
enひかりがおすすめ | WiMAXがおすすめ |
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WiMAXの方が安いため「光回線の代わりに使えないかな?」とお考えかもしれません。
WiMAXはホームルーター ・モバイルルーターから選べますので、ホームルーターを選べば光回線のように使うことも可能です。
そこの選び分け方としては、やはり3人以上など、複数人で使う場合は光回線の方が安定して良いですね。
一方で夫婦2人ぐらいであれば、WIMAXを光回線の代わりに使うことも可能です。
確かに光回線の方が速度は出ますが、WiMAXでも一般的なネット利用に必要な速度は十分に出るため、困ることはほとんどありません。
また、WiMAXのホームルーター は、実は自宅以外でも使えます。
そのため、光回線ではあり得ない自由度の高い使い方が可能です。
WiMAXのおすすめプロバイダ
今最もおすすめできるWiMAXプロバイダは、定番のGMOとくとくBB WiMAXです。
Wi-Fiとして大切な要素である「速度」「データ容量」「料金」の全てにおいて1番バランスがよいサービスだからです。
実質の月額料金は、キャンペーン内容やキャッシュバック金額にも左右されますが、3000円〜3500円程度で利用可能です。
光回線は5000円前後しますので、お得に利用できますね。
データ通信量も、2022年2月1日から、3日間の速度制限が撤廃されており、実質無制限で利用可能です。
WiMAXを申し込むなら、GMOとくとくBB WiMAXが一番おトクです。
4万円のキャッシュバックを実施しており、これは多くのWiMAXプロバイダの中で最大額です。
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GMOとくとくBB WiMAXのメリットや口コミは以下の記事で詳しくご紹介しています。
また、各社WiMAXから比較して選びたい!という方に向けて、下記記事にて大手WiMAXサービスを比較しています。
WiMAXおすすめ比較ランキング WiMAXとは WiMAXとは、一言で言えば「簡単な設定をするだけで家や外出先で手軽に高速インターネットを楽しめる通信端末」です。 本来の意味は「Worldwide Interoperabil[…]
なぜGMO とくとくBB WiMAXが最善と言えるのか?を比較検討して知ることができます。
enひかりの特徴&メリット
enひかりは、いわゆる「光コラボレーション」の光回線です。
NTTが提供している光回線を借り受けて、提供されている光回線のことですね。
enひかりは、「株式会社 縁人(えんじん)」という通信会社が運営しています。
大手プロバイダと比べると、企業規模は小さめです。しかしながら、通信事業を中心に成長している企業であり、長年プロバイダを運営しているため安心して申し込むことができます。
「光コラボレーション」のプロバイダである
光回線は、以下の4種類に分類することができます。
1.NTTの光回線
全国で利用できるがプロバイダーとの別途契約が必要。
2.光コラボレーション
全国で利用でき、プロバイダーとの別途契約も不要。
3.ダークファイバー系
一部地域でしか利用できないが回線が安定している。
4.電力会社系
利用可能地域が非常に限定されているが回線が早い。
NTTの光回線(フレッツ光)や光コラボレーションは、NTTのライトファイバーを共有しているため、混雑が生じやすく回線速度の安定性に課題があります。
一方、ダークファイバーは、端的に言えば「使われずに余っている予備の光ファイバー」のことです。
普通の光ファイバーよりも「料金が安く・速度が速い」という特徴があります。また利用者数が少ないため、物理的な混雑が起こりにくく、回線速度が安定しています。
ダークファイバー光回線については、以下の記事で詳しくご紹介しています。
電力会社系光回線は、地域の電力会社が提供している光回線です。
電力会社が用意した自前の回線設備を利用しており、速度が速く、料金も安いサービスです。
電力会社系光回線については、以下の記事で詳しくご紹介しています。
そのため、enひかりの速度は、光回線の中では普通ランクです。
月額料金が安い
enひかり最大の特徴は、月額料金が業界最安値の水準であることです。
プロバイダ | 月額料金(税込) |
OCN光 | 5,610円 |
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ドコモ光 | 5,720円 |
ソフトバンク光 | 5,720円 |
フレッツ光(東日本) | 5,918円 |
フレッツ光(西日本) | 5,049円 |
enひかり | 4,620円 (5社平均より1,020円安い) |
契約縛りがない
enひかりでは、契約期間の縛りがありません。
そのためいつ解約しても解約違約金が請求されることもなく、非常に良心的と言えます。
工事費用も安価
enひかりでは、工事費用についても比較的安価な設定となっています。
工事費用の詳細は以下。
- 無派遣工事 2,200円
- 訪問工事あり、屋内配線新設なし 8,360円
- 訪問工事あり、屋内配線新設あり 16,500円
設定された工事費用は、最大で16,500円となっています。
プロバイダ | 工事費用 |
フレッツ光 | 19,800円 |
ドコモ光 | 19,800円 |
So-net光 | 26,400円 |
- 他プロバイダと比べても、比較的安価な設定であることがわかります。
- ただ、工事費用が実質無料のキャンペーンを実施しているプロバイダも多いため、特別安価とも言えないのが正直なところです。
1社契約でOK
光コラボレーションであるenひかりは、フレッツ光と比べて、契約がわかりやすくなっています。
enひかりは回線とプロバイダサービスがセットになった一体型光回線です。
一方で、フレッツ光では、サービスを提供しているのはNTT、プロバイダはまた別の業者という形でややこしいです。
そのため契約後、問い合わせ先がわかりにくい問題がありました。
光コラボではこの点が解消され、契約&窓口が光コラボ事業者1社に統一されており、わかりやすくなっています。
enひかりのデメリット
自宅でしか使えない
光回線は自宅でしか使えません。
一方で、WiMAXはホームルーターでも、100Vのコンセント給電さえできれば、場所を選ばず使うことが可能です。
高額キャッシュバックはない
enひかりは「月額料金の安さ」が最大のセールスポイントであり、高額キャッシュバックなどのキャンペーンは実施していません。
とはいえ、他プロバイダのキャッシュバックの中には、「Xヵ月後に1ヵ月限定で申し込みが必要」など、複雑で忘れやすい条件が定められているケースも多いです。
そのため、わかりやすく月額料金で還元しているenひかりの料金体系は、評価できると言えます。
企業規模は小さい
enひかりを運営している「株式会社 縁人(えんじん)」は、企業規模は小さめです。
大手企業が提供している光回線とは違って、契約の際に不安を覚える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、企業の良し悪しは人数や規模で決まるものではありません。
また、2007年よりNTTの代理店業務を開始しているため、10年以上の歴史があります。
そのため、不安になる必要はないと言えるでしょう。
速度は最速クラスではない
enひかりは、光コラボレーションの光回線であり、速度は最速クラスではありません。
ただし、高速なインターネット通信が可能となる「IPv6」を月額198円で利用することができます。
意外と、契約者でも「IPv6」での通信オプションの存在を知らないこともあります。
使わずにIPv4接続のままインターネットを利用しているケースも多いのです。
WiMAXのメリット
WiMAXのメリット |
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WiMAXは、一言で言えば「簡単な設定をするだけで家や外出先で手軽に高速インターネットを楽しめる通信端末」です。
本来の意味は「Worldwide Interoperability for Microwave Access」の略で、携帯電話の3GやLTEなどと同じ無線通信技術規格の一種です。
有線接続である光回線とは違って、UQ WiMAX社が提供する無線インターネット回線を使って通信を行います。
ドコモ(docomo)、au、ソフトバンク(SoftBank)など大手キャリアが使う4G LTE回線とは別の回線ですね。
工事不要で手軽に使える
光回線と比べた場合、WiMAXは工事不要の手軽さが魅力です。
最短当日発送のプロバイダも多いため、ルーターが届き次第すぐにWi-Fi環境を構築することができます。
持ち運んでどこでも使える
WiMAXはモバイルルーターとホームルーターから選ぶことができます。
モバイルルーターは200gを切る軽量設計で、どこにでも持ち運んでWi-Fi環境を利用することができます。
また、あまり知られていないことですが、ホームルーターも自宅以外での使用が可能です。
ただし100Vのコンセント給電が必要なため、別途電源供給の方法は考える必要があるものの、例えばキャンピングカーなどで使うなどの利用方法も考えられます。
光回線にはない、自由度が魅力ですね。
モバイルWi-Fiの中では高速
筆者のWiMAXモバイルルーターの実測値が20~60Mbps程度です。他のモバイル型WiFiと比較してもWiMAXは速い部類に入ります。
最低でも下りが5Mbps程度あれば、ストレスは出にくいので、WiMAXの速度は実用十分と言えます。
一般的な用途であれば十分対応できる速度が出ていることがわかりますね。
光回線よりも月額料金が安い
光回線は4000円〜5000円程度の月額料金がかかります。
一方で、WiMAXは多くのプロバイダでお得なキャッシュバックキャンペーンなどを実施しており、実質の月額料金は3500円程度で利用することができます。
WiMAXのデメリット
WiMAXのデメリット |
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光回線より通信速度や安定性は劣る
光回線と違って無線でのモバイル通信での接続となりますので、どうしても通信速度は低くなります。
基地局から無線で電波を受信しているので、地下や高層階、山奥など条件によっては通信が不安定になります。
光回線と同等の下り最大1Gbps程度を謳うサービスもありますが、あくまでも理論値上の話であり、実際に利用してみると実際の速度(実測値)が遅いこともあります。
大人数が一斉に使うには向かない
WiMAXルーターはデータを転送できる回線速度(転送速度)が予め決まっています。
そのため複数人で利用する場合、基地局〜ルーターの最大速度の中でシェアしながら通信します。
接続台数が多くなれば、その分回線使用率が増えて1台あたりの速度が遅くなります。
もちろん、光回線でも同じで同時接続数が多くなると、速度は低下します。
しかしその耐性が高い傾向にあります。
速度制限がある
WiMAXでは、「3日間で15GB」の通信量制限がありましたが、現在は撤廃されています。
そのため、実質無制限で利用することが可能です。
しかし、一定期間に大容量通信を行った場合には混雑時間帯に速度制限が適用されることもあります。
一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。
出典: UQ WiMAX公式サイト
一方で、光回線は、データ容量の制限はありません。
使えないエリアが存在する
WiMAXの対応エリアは広がっており、現在は田舎でも利用できます。
ただし都市部よりはエリアが狭いため、契約前の対応エリアチェックは必須です。
enひかりとWiMAXは適切に選び分けしよう
まとめると、enひかりは特にシンプルな料金体系や、月額料金の安さを求めるユーザーに向いている光回線です。
一方、WiMAXについても、光回線の代わりに使う場合、速度面が不安になるかと思いますが、十分以上の速度を提供してくれています。
正直に言って、速度面に不満を感じるケースは稀だと感じています。
オンラインゲームなどでハードに使う場合は不足を感じる可能性もありますが、少なくとも一般的なネット通信で困ることはほぼありません。
また、よく外で三人ぐらいで接続して、外で仕事していますが問題ないですね。
ただしそれ以上人数が増えてくると、やはり光回線の方が安定した接続環境となることは間違いのないところです。
まとめると、WiMAXは特に最近のルーター端末はかなり実用的な速度が出ていますので、光回線の代わりに使うことは十分に可能と言えます。
引っ越しが多い方や、外でもWi-Fi環境が欲しい方は、十分にenひかりの代わりになるかと思います。
一方で、接続時の安定性や、速度を求める方はenひかりを選んだ方が良いでしょう。
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