WIMAX

【WiMAX解説】スタンダードモードとプラスエリアモードの違いは?

WiMAXのスタンダードモードとは

WiMAXには、スタンダードモード、プラスエリアモードの2種類が存在します。

簡単に言えば、それぞれ「通信できるエリア」が違います。

 

スタンダードモードで圏外になってしまうような場合に、プラスエリアモードを利用できます。

 

プラスエリアモードを利用すると、WiMAX+5Gにau電波を追加して、使用できるエリアを拡張することができます。

使うau電波はプラチナバンドと呼ばれるもので、ビルや地下など遮蔽物がある場所でも通信しやすいという特徴があります。

 

ただし、プラスエリアモードは別料金(月額1,100円)がかかります。

そのため、基本的にWiMAX +5Gの電波が届く場所ではスタンダードモードを使って、もし圏外になってしまう場合だけ、プラスエリアモードを使うことになります。

 

以下、特徴を詳しく解説します。

WiMAX スタンダードモード(標準)の詳細

「スタンダードモード」はWiMAX +5Gの標準モードです。

特に設定をせずにWiMAXを使うと、自動的にスタンダードモードで通信をします。

 

WiMAX電波を利用できる場所で利用できるモードで、プラスエリアモードよりも使えるエリアは狭いですが、月間データ容量の制限なく利用することができます。

 

有料のプラスエリアモードとは違って、追加料金はかかりません。

スタンダードモードの利用可能エリア

スタンダードモードが利用できるエリアは「WiMAX2+ と同等のエリア」です。

「WiMAX2+」は、最新の「WiMAX +5G」と呼ばれる通信規格の旧バージョンの事です。
WiMAX専用の基地局から発信されている電波を拾える範囲、と言えます。
そもそも、WiMAXとはau、ソフトバンク(SoftBank)、ドコモ(docomo)などのキャリアが使う4G LTE回線とは別の、無線インターネット回線の1つです。
複数存在する無線インターネット回線のうちの1つがWiMAX回線です。
使えるエリアはかなり広がってはいますが、スマホの4Gエリアよりは狭いという特徴があります。
WiMAXの「スタンダードモード」が届く範囲は UQ WiMAX サービスエリアマップ で確認可能です。
WiMAXの運営元はKDDIです。つまりauと同じため、auのプラチナバンドが利用できるのです。
WiMAXの電波でエリアがまかないきれない場合に、auの電波を借りて範囲を広げる。
それをプラスエリアモードと呼んでいます。

スタンダードモードの速度は?

モバイルルーター ホームルーター
機種 X12 L13
上り(送信) 183Mbps 286Mbps
下り(受信) 3.9Gbps 4.2Gbps

スタンダードモード・プラスエリアモードそれぞれの速度は公表されておらず、あくまでもWiMAX 5G+の速度として公表されています。

一般的なユーザーが気にするべきは「下り(受信)」の速度です。

ネット閲覧、動画、ゲームプレイなど全てデータを’受信’する行為だからです。

上り(送信)はメール送信、動画や写真のアップロード時の速度です。

 

ちなみに、光回線の一般的な速度は下り最大1Gbpsです。

あくまでも数値上ではありますが、最大速度は光回線よりも速いと言えます。ただし2Gbps以上が計測されるのは一部のエリアのみです。

スタンダードモードの速度制限

WiMAX +5Gのスタンダードモードでは、速度制限はありません。

以前は3日間で15GBまでという制限がありましたが、2022年2月1日に改定されました。

そのため、今は3日間で15GB以上使っても継続して高速通信を使い続けることができます。

「データを使いまくる」というユーザーに適したネット回線である、と言えますね。

スタンダードモードの利用料金

先述したように、スタンダードモードの利用料金については、基本使用料金に含まれており、追加料金は発生しません。

WiMAXのプラスエリアモード

2021年4月にスタートしたWiMAX +5Gにおいて、有料オプションとして登場したプラスエリアモード。

一言で言えば、「WiMAXの通信可能エリアが広がる」機能です。

使用すれば、圏外になりがちな場所でも通信できる可能性が高まります。

 

月に一回以上使うと月額料金が発生しますので、使う際は注意が必要です。多くのプロバイダで、利用料金は1,100円という設定のケースが多いですね。

ただし、プラスエリアモードを無料で提供しているプロバイダも存在します。

 

プラスエリアモードでは、au回線の「プラチナバンド(700〜800MHz帯)」を使用して通信が可能です。

プラチナバンドは障害物に対して強力な電波を持ち、屋内や建物の陰など通常圏外とされる場所にも容易に到達できると言われています。

通信が困難な場所でWiMAXを利用したい方に最適な機能となっています。

 

以下、スタンダードモードとプラスエリアモードの違いになります。

スタンダードモード 通信エリア WiMAX2+ / au 4G LTE /au 5G
月間データ容量 制限なし
料金 基本料金内
プラスエリアモード 通信エリア au 5G / 4G LTEエリア
月間データ容量 15GB
料金 1,100円(税込)

プラスエリアモードのデメリットとしては、1100円の月額料金がかかること。

そして、月間データ通信容量に15GBの制限があることです。もし容量を超えてしまった場合、月末まで通信制限がかかります。

WiMAXのハイスピードプラスエリアモード

ハイスピードプラスエリアモードとは、※WiMAX 2+に用意されたモードです。

 

WiMAXは、WiMAX → WiMAX 2+ → WiMAX +5Gと通信規格が進化してきた歴史があります。

ハイスピードプラスエリアモードは、旧型の通信方式であるWiMAX 2+時代のモードです。

 

プラスエリアモード 通信エリア au5G / 4G LTEエリア
対応プラン ギガ放題プラス
月間データ容量 15GB
料金 1,100円(税込)
月間データ超過時の標準モード制限 なし
ハイスピードプラスエリアモード 通信エリア au 4G LTEエリア
対応プラン ギガ放題
月間データ容量 7GB
料金 1,105円(税込)
月間データ超過時の標準モード制限 月末まで制限

名前は似ていますが、全く別のモードだと考えて良いですね。

また、現在ではWiMAX 2+の新規受付は終了しているプロバイダも多く、主流はWiMAX +5Gのギガ放題プラスプランとなっています。

そのため、ハイスピードプラスエリアモードについては、今後新たにWiMAXを契約するユーザーについては気にする必要がないモードと言えます。

WiMAX 2+とWiMAX +5Gの違い

一緒に知っておくとより理解が深まる、WiMAX 2+とWiMAX +5Gの違いも解説します。

簡単に言えば、WiMAX 2+が旧型の通信方式で、WiMAX +5Gが新型の通信方式です。

 

両者の違いは、主に通信速度と接続の容易さにあります。

まず、通信速度に関してですが、WiMAX +5Gの最大速度は従来のWiMAX 2+の1.2Gbpsに対して、最大2.7Gbpsとなっています。

つまり、WiMAX +5Gの最大速度はWiMAX 2+の約2倍になります。これにより、高解像度の映画視聴やオンラインゲームなど、データ通信量の要求の高い活動でもスムーズな体験が可能です。

 

また、WiMAX +5Gは「WiMAX 2+」、「au 4G LTE」、「au 5Gエリア」の3つのネットワークに対応しています。

これにより、利用可能なエリアが拡大され、接続の信頼性が向上しています。従来のWiMAX 2+よりも広範囲で利用できるため、より簡単に接続することができます。

 

WiMAXには現在、WiMAX2+対応の「ギガ放題プラン」とWiMAX+5G対応の「ギガ放題プラスプラン」があります。

ただ、すでに「ギガ放題プラン」の新規受付を終了しているプロバイダも増えています。

WiMAX +5Gのプラスエリアモードへの切り替え方

WiMAX +5Gのプラスエリアモードへの切り替え方は簡単です。お使いになっているWi-Fi機器の通信モードを、プラスエリアモードに切り替えるだけです。

プロバイダへ、切り替えのための申請をする必要はありません。

ちなみに、間違ってプラスエリアモードにしてしまった場合でも、月額料金はかかるため注意が必要です。

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プラスエリアモードが無料で使えるWiMAXプロバイダをご紹介します。

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