WIMAX

NURO光とWiMAXの比較。両方使った所感と選び分け方を解説。

NURO光とWiMAXどっちが良い?実使用で比較

NURO光と、WiMAXでお悩みでしょうか。

実際に両方使っている筆者が、適切な選び分けをご紹介します。

 

まずは両者の違いを簡単にまとめました。

NURO光 WiMAX +5G
契約期間 2年・3年・縛りなし 2年・3年・縛りなし
開通工事 必要(宅内工事・屋外工事の2回) 不要
月額料金 戸建て:5,000円前後
マンション:4,000円前後
割引非適用:4,000円前後
割引適用:3,500円前後
人口カバー率 全国政令指定都市で99%以上
最大通信速度 下り2Gbps/上り1Gbps 下り2.7Gbps/上り183Mbps
平均通信速度 下り581.86Mbps/上り553.44Mbps 下り129.22Mbps/上り19.9Mbps
平均Ping値 11.77ms 43.99ms
通信制限 なし 極端に大容量のデータ通信をすると一時的に制限の可能性あり
公式ページ NURO光公式ページ GMOとくとくBB WiMAX
※平均速度はみん速から引用。
※WiMAXの速度は、ホームルーターの「Speed Wi-Fi HOME 5G L12」のデータ。

 

結論から言って、自宅・オフィスで使うならNURO光を選びましょう。

そして、外出の際にも使いたい場合にWiMAXを使用するのがベストです。

筆者はそのような使い分けで、両方契約しています。

 

簡単な選び分け方としては以下のようになります。

NURO光がおすすめ WiMAXがおすすめ
  • ビジネス利用
  • 動作の重いオンラインゲーム(FPSなど)をする
  • 3人以上が同時にネット利用する
  • 一人暮らし・夫婦住まい
  • 外出時にもネットを使いたい
  • 引越し頻度が高い

 

WiMAXの方が安いため「光回線の代わりに使えないかな?」とお考えかもしれません。

WiMAXはホームルーター ・モバイルルーターから選べますので、ホームルーターを選べば光回線のように使うことも可能です。

 

そこの選び分け方としては、やはり3人以上など、複数人で使う場合は光回線の方が安定して良いですね。

一方で夫婦2人ぐらいであれば、WIMAXを光回線の代わりに使うことも可能です。

 

確かに光回線の方が速度は出ますが、WiMAXでも一般的なネット利用に必要な速度は十分に出るため、困ることはほとんどありません。

また、WiMAXのホームルーター は、実は自宅以外でも使えます。

そのため、光回線ではあり得ない自由度の高い使い方が可能です。

 

当記事では、NURO光とWiMAX、両方使ってわかったメリット・デメリットや、最適な選択を解説していきます。

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WiMAXのおすすめプロバイダ

今最もおすすめできるWiMAXプロバイダは、定番のGMOとくとくBB WiMAXです。

Wi-Fiとして大切な要素である「速度」「データ容量」「料金」の全てにおいて1番バランスがよいサービスだからです。

 

実質の月額料金は、キャンペーン内容やキャッシュバック金額にも左右されますが、3000円〜3500円程度で利用可能です。

光回線は5000円前後しますので、お得に利用できますね。

 

データ通信量も、2022年2月1日から、3日間の速度制限が撤廃されており、実質無制限で利用可能です。

 

WiMAXを申し込むなら、GMOとくとくBB WiMAXが一番おトクです。

4万円のキャッシュバックを実施しており、これは多くのWiMAXプロバイダの中で最大額です。

 

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GMOとくとくBB WiMAXのメリットや口コミは以下の記事で詳しくご紹介しています。

>>GMOとくとくBB WiMAXの口コミをもっと見る

 

また、各社WiMAXから比較して選びたい!という方に向けて、下記記事にて大手WiMAXサービスを比較しています。

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NURO光の特徴&メリット

筆者の自宅で使っているNURO光のONU(終端端末)
筆者の自宅で使っているNURO光のONU(終端端末)

 

通信速度最速の名高い、NURO光

NURO 光の最大の特徴は、「通信速度が速い」ことです。

その速度は、下り最大2Gbps。これは、一般的な光回線の2倍にあたる通信速度です(他社回線の多くは下り最大1Gbps)。

 

いわゆる「ダークファイバー系」の光回線で利用者数が少ないため、物理的な混雑が起こりにくく回線速度が安定しています。

 

そのため、既に光回線を利用している方でもインターネットの速度に不満を感じている場合には、速度アップを体感できる可能性があります。

ご自宅の光回線を導入する際に、検討される方も多いはずです。

 

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「ダークファイバー系」(独自回線)のプロバイダである

光回線は、以下の4種類に分類することができます。

1.NTTの光回線

全国で利用できるがプロバイダーとの別途契約が必要。

2.光コラボレーション

全国で利用でき、プロバイダーとの別途契約も不要。

3.ダークファイバー系

一部地域でしか利用できないが回線が安定している。

4.電力会社系

利用可能地域が非常に限定されているが回線が早い。

NTTの光回線(フレッツ光)や光コラボレーションは、NTTのライトファイバーを共有しているため、混雑が生じやすく回線速度の安定性に課題があります。

 

一方、ダークファイバーは、端的に言えば「使われずに余っている予備の光ファイバー」のことです。

普通の光ファイバーよりも「料金が安く・速度が速い」という特徴があります。また利用者数が少ないため、物理的な混雑が起こりにくく、回線速度が安定しています。

 

そのため、既に光回線を利用している方でもインターネットの速度に不満を感じている場合には、ダークファイバーに乗り換えることで速度アップを体感できる可能性があります。

最速クラスの通信速度

光回線業者は数多く存在しますが、一般的には下り最大速度が1Gbpsのプランが主流です。

 

しかし、NURO光は上り下り最大概ね10Gbpsという非常に高速な通信速度を実現した「NURO光 10G」というプランも提供しています。

このプランは、驚異的な速度を提供することで知られています。

 

また、NURO光の一般的なプランでも下り最大速度は2Gbpsとなっており、これは他の光回線サービスに比べても非常に高速です。

これにより、高速で快適なインターネット通信を行うことが可能となっています。

 

筆者も5年以上利用していますが、これまで回線速度に不満を覚えたことがありません。

 

光回線の速度の平均値は180〜200Mbpsです。

参考までに、筆者の執筆環境であるNURO光(光回線)では下り220Mbpsの速度が出ています。

高いコストパフォーマンス

NURO光は、下り最大2Gbpsの高速通信速度を実現していますが、月額料金は5,200円(税込)(3年契約プランの場合)で、この金額にはプロバイダ料金も含まれています。

一部の回線ではプロバイダ料金が別途必要な場合もありますが、NURO光は月額料金のみとなっています。

ONU端末が無料レンタル

NURO光を導入する際には無線LANのためのルーターを別途購入する必要もありません。

無料で提供されるONU(Optical Network Unit=光回線終端装置)には、無線LANの機能も備わっており、パソコンやスマートフォン、タブレットなどを追加の機器なしにWi-Fiで接続することができます。

大手企業が提供

NURO光は「ソニーネットワークコミュニケーション」が提供している光回線です。

大手企業が提供している光回線なので、信頼して申し込むことが可能と言えますね。

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NURO光のデメリット

自宅でしか使えない

光回線は自宅でしか使えません。

一方で、WiMAXはホームルーターでも、100Vのコンセント給電さえできれば、場所を選ばず使うことが可能です。

提供エリアが狭い

NURO光のIPv6は提供エリアが狭いため、地域によってはそもそも使うことができないケースがあります。

北海道エリア 北海道
関東エリア 東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・茨城県・群馬県・栃木県
東海エリア 愛知県・岐阜県・静岡県・三重県
関西エリア 大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・奈良県
中国エリア 広島県・岡山県
九州エリア 福岡県・佐賀県

残念ながら、これらのエリア外にお住いの場合には、NURO光以外の光回線を選ぶ必要があります。

工事が2回に分かれている

NURO光を自宅に導入する際には、工事が2回必要となります。

屋外工事、屋内工事と2日間に分かれて実施されるためですね。

そのため、他の光回線と比べて、使い始めまでの日数が長くかかってしまいます。

マンションプランは制限が多い

NURO光は、マンションの場合「NURO光 for マンション」と呼ばれるサービスを利用することになります。

NURO光 for マンションは、導入に際して以下の条件が必要となります。

  • 導入に4世帯以上の契約者が必要
  • NURO光forマンションの提供エリア内である
  • マンション管理者の承諾が必要

WiMAXのメリット

筆者が屋外で使っているWiMAXのモバイルルーター

 

WiMAXのメリット
  • 工事なしですぐに使える
  • 持ち運んでどこでも使える
  • モバイルWiFiの中では高速
  • 光回線よりも月額料金が安い

WiMAXは、一言で言えば「簡単な設定をするだけで家や外出先で手軽に高速インターネットを楽しめる通信端末」です。

本来の意味は「Worldwide Interoperability for Microwave Access」の略で、携帯電話の3GやLTEなどと同じ無線通信技術規格の一種です。

 

有線接続である光回線とは違って、UQ WiMAX社が提供する無線インターネット回線を使って通信を行います。

ドコモ(docomo)、au、ソフトバンク(SoftBank)など大手キャリアが使う4G LTE回線とは別の回線ですね。

工事不要で手軽に使える

光回線と比べた場合、WiMAXは工事不要の手軽さが魅力です。

最短当日発送のプロバイダも多いため、ルーターが届き次第すぐにWi-Fi環境を構築することができます。

持ち運んでどこでも使える

WiMAXはモバイルルーターとホームルーターから選ぶことができます。

モバイルルーターは200gを切る軽量設計で、どこにでも持ち運んでWi-Fi環境を利用することができます。

 

また、あまり知られていないことですが、ホームルーターも自宅以外での使用が可能です。

ただし100Vのコンセント給電が必要なため、別途電源供給の方法は考える必要があるものの、例えばキャンピングカーなどで使うなどの利用方法も考えられます。

 

光回線にはない、自由度が魅力ですね。

モバイルWi-Fiの中では高速

筆者のWiMAXモバイルルーターの実測値が20~60Mbps程度です。他のモバイル型WiFiと比較してもWiMAXは速い部類に入ります。

最低でも下りが5Mbps程度あれば、ストレスは出にくいので、WiMAXの速度は実用十分と言えます。

 

一般的な用途であれば十分対応できる速度が出ていることがわかりますね。

光回線よりも月額料金が安い

光回線は4000円〜5000円程度の月額料金がかかります。

一方で、WiMAXは多くのプロバイダでお得なキャッシュバックキャンペーンなどを実施しており、実質の月額料金は3500円程度で利用することができます。

WiMAXのデメリット

WiMAXのデメリット
  • 固定回線(光回線)と比べて通信が不安定
  • 大人数が一斉に使うのには向かない
  • 短期間に使いすぎると速度制限がかかる
  • 使えないエリアが意外と存在する

光回線より通信速度や安定性は劣る

光回線と違って無線でのモバイル通信での接続となりますので、どうしても通信速度は低くなります。

基地局から無線で電波を受信しているので、地下や高層階、山奥など条件によっては通信が不安定になります。

 

光回線と同等の下り最大1Gbps程度を謳うサービスもありますが、あくまでも理論値上の話であり、実際に利用してみると実際の速度(実測値)が遅いこともあります。

大人数が一斉に使うには向かない

WiMAXルーターはデータを転送できる回線速度(転送速度)が予め決まっています。

そのため複数人で利用する場合、基地局〜ルーターの最大速度の中でシェアしながら通信します。

 

接続台数が多くなれば、その分回線使用率が増えて1台あたりの速度が遅くなります。

 

もちろん、光回線でも同じで同時接続数が多くなると、速度は低下します。

しかしその耐性が高い傾向にあります。

速度制限がある

WiMAXでは、「3日間で15GB」の通信量制限がありましたが、現在は撤廃されています。

そのため、実質無制限で利用することが可能です。

 

しかし、一定期間に大容量通信を行った場合には混雑時間帯に速度制限が適用されることもあります。

一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。

出典: UQ WiMAX公式サイト

 

一方で、光回線は、データ容量の制限はありません。

使えないエリアが存在する

WiMAXの対応エリアは広がっており、現在は田舎でも利用できます。

ただし都市部よりはエリアが狭いため、契約前の対応エリアチェックは必須です。

NURO光とWiMAXは適切に選び分けしよう

まとめると、筆者自身、戸建てでNURO光を5年以上利用していますが、非常に優れた光回線です。

ソニーネットワークコミュニケーションが運営していることもあり、安心してお使いいただけるプロバイダです。

 

一方、WiMAXについては、モバイルルーターを選んで、主に外で仕事をする際に利用しています。

光回線の代わりに使う場合、速度面が不安になるかと思いますが、十分以上の速度を提供してくれています。

 

正直に言って、速度面に不満を感じるケースは稀だと感じています。

オンラインゲームなどでハードに使う場合は不足を感じる可能性もありますが、少なくとも一般的なネット通信で困ることはほぼありません。

 

また、よく外で三人ぐらいで接続して、外で仕事していますが問題ないですね。

ただしそれ以上人数が増えてくると、やはり光回線の方が安定した接続環境となることは間違いのないところです。

 

まとめると、WiMAXは特に最近のルーター端末はかなり実用的な速度が出ていますので、光回線の代わりに使うことは十分に可能と言えます。

引っ越しが多い方や、外でもWi-Fi環境が欲しい方は、十分にNURO光の代わりになるかと思います。

 

一方で、接続時の安定性や、圧倒的な速度を求める方は、やはりNURO光を選んだ方が良いでしょう。

 

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