NURO光のセキュリティはやばい?
通信速度最速の名高い、NURO光。
いわゆる「ダークファイバー系」の光回線で利用者数が少ないため、物理的な混雑が起こりにくく回線速度が安定しています。
そのため、既に光回線を利用している方でもインターネットの速度に不満を感じている場合には、ダークファイバーに乗り換えることで速度アップを体感できる可能性があります。
ご自宅の光回線を導入する際に、検討される方も多いはずです。
そんなNURO光ですが、ネット上で「NURO光のセキュリティがやばい?」という噂が立っています。
結論から言って、NURO光のセキュリティはやばくありません。
IPv6と呼ばれる、安全性の極めて高い通信方式を採用しているためですね。
当記事を執筆している筆者は、5年以上NURO光の回線を自宅で利用しています。
また、IPA 独立行政法人 情報処理推進機構が運営する「情報セキュリティスペシャリスト(国家資格)」を保有しており、ネットワークの安全性についての知見があります。
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NURO光のIPv6ってなに?
IPv6は、インターネットプロトコルバージョン6と読みます。簡単に言えば「新しい通信規格」だと思ってください。
NURO光ではこの「IPv6」に対応しており、通信を行います。
正確にいうと、NURO光の通信方式は「IPv4/v6デュアル方式」を採用しており、従来のIPv4だけでなく、IPv6での通信も可能となっています。
IPv4の進化版
IPv6の前は、IPv4という通信規格が主流でした。しかしIPv4は、IPアドレスの枯渇という問題を抱えていました。
IPv4アドレスは2進数の32桁で、アドレス総数は2の32乗個、つまり約43億個となります。
世界の人口が70億人だとして、ひとり1アドレスも割り当てられない計算になりますね!
ネットワーク接続しているIT機器が年々増加し続ける中で、IPv4のIPアドレスだけでは足りなくなってしまうのです。
そのため2011年ごろには、すでにIPアドレスの枯渇が顕著になっていました。
IPアドレスが枯渇すると、新規のユーザーがネットに接続できず、快適なネットワーク通信ができなくなります。
そこで登場したのがIPv6です。IPv6では、128ビット、つまり2進数の128桁からなります。
IPアドレス数は2の128乗、約340澗(かん)個のIPアドレスが作れるので、事実上無限です。
IPv4が抱えていた問題を解決してくれる次世代の通信規格となっています。
セキュリティレベルが高い
IPv6は、IPアドレスが無限に作れるだけでなく、IPv4に比べてセキュリティレベルも格段に上がります。
IPv6では、”IPsec”と呼ばれる、データを安全にやりとりするための仕組みが備わっています。
通信自体を暗号化してやりとりするため、仮に通信内容を傍受されたとしても、中身を解析することは不可能です。
というわけで、IPv6ではIPv4に比べて飛躍的に安全性が高まっており、NURO光はセキュリティがやばい。というのは間違った認識であることがわかります。
通信品質の向上
IPv6では、事実上無限にIPアドレスを割り振ることができるため、IPv4に比べて混雑の少ない接続環境を保つことができ、通信の品質向上が期待できます。
これまでIPv4を用いた通信において、昼間や夜間など通信が混雑して速度が落ちているような場面でも、快適に通信することが可能です。
NURO光のセキュリティがやばい!と言われる理由
「ダークファイバー系」(独自回線)のプロバイダである
光回線は、以下の4種類に分類することができます。
1.NTTの光回線
全国で利用できるがプロバイダーとの別途契約が必要。
2.光コラボレーション
全国で利用でき、プロバイダーとの別途契約も不要。
3.ダークファイバー系
一部地域でしか利用できないが回線が安定している。
4.電力会社系
利用可能地域が非常に限定されているが回線が早い。
NTTの光回線(フレッツ光)や光コラボレーションは、NTTのライトファイバーを共有しているため、混雑が生じやすく回線速度の安定性に課題があります。
一方、ダークファイバーは、端的に言えば「使われずに余っている予備の光ファイバー」のことです。
普通の光ファイバーよりも「料金が安く・速度が速い」という特徴があります。また利用者数が少ないため、物理的な混雑が起こりにくく、回線速度が安定しています。
そのため、既に光回線を利用している方でもインターネットの速度に不満を感じている場合には、ダークファイバーに乗り換えることで速度アップを体感できる可能性があります。
しかし一方で、NTTの光回線(フレッツ光)とは別の光回線を使用するため、大丈夫なのか?といった間違った評判が生まれてしまうケースもあります。
その点で言えば、NURO光は「ソニーネットワークコミュニケーション」が提供している光回線です。
大手企業が提供している光回線なので、信頼して申し込むことが可能と言えますね。
ONU(終端端末)の仕様に注意
NURO光を契約すると、ONU(終端端末)、つまりWi-Fiルーターのようなものを無料でレンタルすることができます。
その際に、ONUの種類によってはIPv6の※ファイアウォール設定ができないケースがあります。
ファイアウォール設定は、セキュリティに関する設定です。
型番 | ファイアウォール | 最大速度 |
ZXHN F660A | ◯ | 1,300Mbps |
ZXHN F660T | ◯ | 450Mbps |
ZXHN F660P | ◯ | 480Mbps |
FG4023B | ◯ | 1,300Mbps |
HG8045Q | ◯ | 1,300Mbps |
HG8045J | ◯ | 450Mbps |
HG8045D | × | 450Mbps |
NSD-G1000T | ◯ | 2,500Mbps |
SGP200W | ◯ | 1,300Mbps |
ちなみに筆者の自宅で使っているONUを確認したところ、IPv6のファイアウォール設定に対応した「HG8045Q」でした。
唯一、「HG8045D」のみファイアウォール設定に未対応となっています。
もし「HG8045D」をお使いの場合は、プロバイダにONUの交換を申し込むことができます。
また、通信速度が遅い
- ZXHN F660T
- HG8045J
- HG8045D
あたりをお使いの場合も同様です。
ただし交換には以下の条件があります。
- 高速通信規格の11acに未対応の機種をお使いの場合(ZXHN F660T・HG8045J・HG8045Dの3機種)
- 同一メーカーの機種のみ交換可能(例:HG8045JであればHG8045Qに交換可能)
ONUの交換申し立ては以下の連絡先をご利用ください。
営業時間:9:00〜18:00
IPv6が使える光回線一覧
NURO光の他にも、IPv6が利用できる光回線はあります。
以下、一覧でご紹介しています。
ダークファイバー系光回線厳選3社
![]() |
ドコモ光![]() |
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オススメ度: 5 | オススメ度: 5 | オススメ度: 5 |
戸建:5,200円/月 マンション:2,090円〜2,750円/月 |
戸建:5,720円/月 マンション:4,400円/月 |
戸建:6,160円/月 マンション:4,730円/月 |
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ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が提供。IPv6接続対応で通信速度の速さと利用しやすい料金設定で人気。ソフトバンクユーザーのセット割有り。 | ドコモ光のプロバイダーは20以上ある。その中でGMOとくとくBBはドコモ光のシェアNo.1。次世代技術IPoEでIPv6を介してインターネットに接続。速度が速い。ドコモとのセット割有り。 |
NTT東西とは別の独自回線を利用した光アクセスサービスなので品質が高い。IPv6接続対応で速度が速い。au利用料金が割引になるセット割有り。 |
NURO光の口コミ
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ドコモ光の口コミ |
au光の口コミ
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公式サイト |
NURO光は、ドコモ光やauひかりと比較して月額料金が安くなっています。
ただし、ドコモ光とauひかりは月額料金が高い代わりに、セット割というキャンペーンを行っています。
セット割では、スマートフォン1台につき月額料金が1,100円割引されます。
これにより、3人家族でWiFi回線を利用する場合に3,300円の割引が適用されるため、実質的に安く利用することができます。
一方で、NURO光では、ソフトバンク携帯との「セット割」が用意されています。
お使いのスマートフォンのキャリアに合わせて、利用する光回線を選ぶとお得に利用することができます。
NURO光のメリット
最速クラスの通信速度
光回線業者は数多く存在しますが、一般的には下り最大速度が1Gbpsのプランが主流です。
しかし、NURO光は上り下り最大概ね10Gbpsという非常に高速な通信速度を実現した「NURO光 10G」というプランも提供しています。このプランは、驚異的な速度を提供することで知られています。
また、NURO光の一般的なプランでも下り最大速度は2Gbpsとなっており、これは他の光回線サービスに比べても非常に高速です。これにより、高速で快適なインターネット通信を行うことが可能となっています。
高いコストパフォーマンス
NURO光は、下り最大2Gbpsの高速通信速度を実現していますが、月額料金は5,200円(税込)(3年契約プランの場合)で、この金額にはプロバイダ料金も含まれています。
一部の回線ではプロバイダ料金が別途必要な場合もありますが、NURO光は月額料金のみとなっています。
ONU端末が無料レンタル
NURO光を導入する際には無線LANのためのルーターを別途購入する必要もありません。
無料で提供されるONU(Optical Network Unit=光回線終端装置)には、無線LANの機能も備わっており、パソコンやスマートフォン、タブレットなどを追加の機器なしにWi-Fiで接続することができます。
NURO光のデメリット
提供エリアが狭い
NURO光のIPv6は提供エリアが狭いため、地域によってはそもそも使うことができないケースがあります。
北海道エリア | 北海道 |
関東エリア | 東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・茨城県・群馬県・栃木県 |
東海エリア | 愛知県・岐阜県・静岡県・三重県 |
関西エリア | 大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・奈良県 |
中国エリア | 広島県・岡山県 |
九州エリア | 福岡県・佐賀県 |
残念ながら、これらのエリア外にお住いの場合には、NURO光以外の光回線を選ぶ必要があります。
工事が2回に分かれている
NURO光を自宅に導入する際には、工事が2回必要となります。
屋外工事、屋内工事と2日間に分かれて実施されるためですね。
そのため、他の光回線と比べて、使い始めまでの日数が長くかかってしまいます。
マンションプランは制限が多い
NURO光は、マンションの場合「NURO光 for マンション」と呼ばれるサービスを利用することになります。
NURO光 for マンションは、導入に際して以下の条件が必要となります。
- 導入に4世帯以上の契約者が必要
- NURO光forマンションの提供エリア内である
- マンション管理者の承諾が必要
NURO光のセキュリティはやばくない!
まとめると、NURO光のセキュリティはやばくありません。特にIPv6対応となり、よりセキュリティの向上を見込むことができるためですね。
筆者自身、戸建てでNURO光を5年以上利用していますが、セキュリティ上の問題は全く起こらず、安心して利用することができています。
ソニーネットワークコミュニケーションが運営していることもあり、安心してお使いいただけるプロバイダです。
ただし、機種がランダムで届くONU(光回線終端装置)について、一部IPv6のファイアウォール未対応の機種が存在します。
その際は、少し面倒ですが交換を申し出ることをおすすめします。