携帯一括購入でも審査に通らない理由
そんな悩みをお持ちでしょうか。
携帯を契約するときには、以下の2種類の審査が行われます。
- 契約審査…携帯会社と契約する際に行われる審査
- 分割審査…端末を分割払いするときに、過去の支払い状況から支払い能力を審査
が行われます。
携帯ブラックの場合、①で落ちてしまうので、支払いが一括でも分割でも関係ありません。
確かに、分割払いをせずに、回線(SIMのみ)契約することで、②の審査は通りやすくなります。
しかし①に関しては関係ないのです。
また、一括払いでも以下の状態に該当する場合は、審査に通りにくい状態と言えます。
- 今現在、料金を滞納している
- 強制解約された経験がある(携帯ブラックである)
まず、どこかのキャリアで料金を滞納中である、という場合です。
これは滞納している料金を支払うことで解消されるケースもあります。
次に、過去に携帯を強制解約されてしまった場合です。
その場合、いわゆる「携帯ブラック」という状態になっており、契約審査、そして分割払いの分割審査共に通りにくい状態になっています。
キャリア各社では不払い者情報を共有しているため、他社で強制解約されていた場合でも同様です。
ただし「携帯ブラックの状態で、一括なら通ると思っていたけど通らなかった。」という場合でも対処法はまだ残っています。
対処法としては、審査がなかったり、ゆるい格安SIMで契約することです。
代表的なのは、誰でもスマホ、サンシスコンといったサービスです。
また他にも、「不払者情報交換」に参加していない格安SIMを選ぶといった方法もあります。
携帯ブラック状態で、一括にしても審査が通らない。という場合でもまだ契約できる道は残されています。
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- クレジットカードやローンの支払い滞納などで信用情報機関のブラックリストに掲載された
そういったケースでは、通常新規でスマートフォンの契約が難しくなってしまいます。
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ブラックリストの種類と対処法について解説
ブラックリストは3種類あり、載っているブラックリストによっては携帯の契約が可能です。
- キャリア独自のブラックリスト
- 携帯会社同士で共有されるブラックリスト
- 金融ブラックリスト
まず、キャリア独自の自社ブラックリストです。
例えばdocomo携帯で料金滞納をして強制解約になると、docomo独自のブラックリストに掲載されます。
すると次回以降、docomo携帯の契約ができなくなります。
次に、携帯会社同士で「不払いで強制解約された人の情報」を共有しているブラックリストがあります。
この不払いリストを共有している業者は、上のリンクで確認することができます。
こちらは会社によって共有範囲が異なります。
他社と全くリストを共有していない企業も存在するため、そういった企業であれば他社のブラックリストに掲載されていても契約が可能な場合があります。
最後に金融機関が記録しているブラックリストです。
こちらは、ローン返済の滞納、クレジットカード料金の滞納などで記載されるリストとなります。いわゆる「金融ブラック」ですね。
例えばスマホ本体を分割払いにして、その料金を支払わないと記載されます。その他、クレジットカードを長期滞納したり、自己破産した場合も同様です。
金融ブラックの場合は、審査がない格安SIMで契約するのがもっとも適した手段です。
審査がゆるくて、SIMのみ契約できる格安SIM事業者は以下になります。
誰でもスマホ & サンシスコン…独自の基準によって「審査なし」で格安SIMが使えます。
携帯ブラック状態でも契約する方法
携帯ブラックでも携帯を契約する方法をご紹介します。
不払い情報交換の参加をしていない事業者で契約する
回線のみ契約できて、不払い情報交換の参加をしていない事業者に申し込むことで、契約できる可能性があります。
IIJmio(アイアイジェイミオ)…老舗の格安SIMブランドで東証プライム上場企業の株式会社インターネットイニシアティブが運営しています。
「不払者情報交換」に参加していないため、他社でブラックになっていても比較的審査に通りやすい格安SIMです。
LINEMO…ソフトバンクが2021年3月17日に導入した携帯電話のオンライン専用新料金ブランドです。
LINEMOでは端末セットを取り扱ってないため、分割払いの審査がありません。そのため、一般的な格安SIMに比べて審査が通りやすいと言えます。
他にも、「不払者情報交換」に参加していない格安SIMは以下になります。
審査がゆるい格安SIMを選ぶ
以下の3社のキャリアはオンライン手続きがメインなので、審査が比較的甘く、携帯料金滞納者でも契約できた実績が多くあります。
以上3社は比較的審査が緩いことで知られています。
ブラックかも…?と思っても、審査に落ちることでデメリットは何もないので、まずは審査を受けてみることをおすすめします。
ブラックリストの豆知識
本体の分割支払いを未払いしていた場合
携帯料金を不払いして強制解約されるといわゆる「携帯ブラック」のリストに載ります。
さらに端末料金を分割払いしていた場合、強制解約に伴って、そちらの一括支払いも必要となります。
その端末料金も滞納すると、「金融ブラックリスト」にも掲載されてしまいます。
金融ブラックリストに掲載されると、クレジットカードやローンの審査にも通らなくなります。
「金融ブラックリスト」に載る条件は、端末料金の滞納期間が、61日または3ヶ月以上滞納してしまうことです。
一度金融ブラックになってしまうと、5年間はクレジットカードやローンの審査が通らなくなります。
携帯キャリアだけで扱われる「携帯ブラック」よりも生活に支障が出ますので、端末の分割払いを滞納している場合はすぐに支払うことをお勧めします。
5年経過でブラックリストは解除される
ちなみにどこかの携帯キャリアで強制解約された事実は解約から約5年間、事故情報として残ります。一方で、5年経過すれば他社での契約は可能となります。
出典:改正民法166条
ですが同じキャリアでの再契約は諦めるのが無難です。その場合別のキャリアで申し込むことになります。
ただし最後の砦として、他社で強制解約履歴がある方でも独自の基準で契約可能な格安SIM事業者が存在します。
代表的なのは誰でもスマホ、サンシスコンといったサービスです。
さらに、強制解約情報を共有していない格安SIM事業者もありますので、救済措置は残されています。
まとめると
完済 → 分割は通らないが同じキャリアで再契約できる可能性あり
5年以上経過 → 他キャリアで契約可能
支払わない → 強制解約情報を共有しないキャリアで契約可能
となります。
携帯ブラックでも一括で契約できる事例 まとめ
携帯ブラックでも契約できた事例をまとめると以下になります。
- 不払い者情報を共有していないキャリアに申し込む
- 審査なし、またはゆるいキャリアに申し込む
- 不払い・強制解約から5年以上経過している
以上が、携帯ブラックの状態でも新規契約するための条件となります。
ポイントとしては、審査に落ちてしまったから一括払いにする。というのは間違っているということです。
携帯ブラックでは契約審査が通らないためですね。
審査に落ちてしまったら「審査に通る格安SIM事業者を探す」というのが正解です。
また、審査が通りやすい格安SIM事業者では、端末も安い中古品を用意していることが多いです。
そのため、分割審査なしで契約できるので、分割に関する審査も問題なく通ります。
スマートフォンは今や生活必需品となっています。以上の内容を参考にして、新規にスマートフォンを契約できる可能性がありますので、ぜひ実践してみてください。